初回 施術前
「気血水」の状態確認
吸引療法を駆使
初回 帯状疱疹の確認
赤黒い斑点有り。
吸引療法の跡が真っ赤。
2回目
気血水の状況確認
吸引療法の跡が薄い桃色。
2回目 帯状疱疹の確認
1.赤黒かった斑点が薄くなっている。
2.蜂療の跡で赤くなっている場所が点在。
3.水性の黒マジックで蜂療作用点探し。
☆はじめに
ミツバチ針療法(蜂針療法)で心配されるのは、体に異物が入った事で起きるショック(アナフラキシー)反応です。
食品アレルギーのある方は注意が必要ですが、殆どの人は大丈夫です。
養蜂でそのようなショック状態になる人は殆どおりません。
もしも、ミツバチでそんなショック反応が頻繁に起きるようなら、養蜂は普及していません。
実際に自身の体験談を例として紹介します。
養蜂の実務の時、何十匹にも刺され、「痛み、腫れ、痒み」は発生しますが、それ以外に何とも有りません。
過剰反応の出る人も居る事は確かです。
蜜蜂に定期的に刺された事で耐性が付き、腫れが早く治まるようになり、疲れなども余り感じなくなり、むしろ元氣になった経験があります。
☆蜂療は何が凄いのか
医師としてこの療法の症例を積み重ねた、米国のブロードマン博士
著書、「American Apitherapy Society」 で、ミツバチ針療法の事が記されています。
近年(20世紀)の研究で、腰痛、捻挫、打ち身、首・肩こり、ムチ打ち後遺症、慢性関節リウマチ、膠原病などを含め、殆どの炎症疾患の治療で有効性が確認されて来ました。
ミツバチ針液には、強力な抗ウイルス作用や抗菌作用でウイルス性の帯状疱疹ヘルペスや細菌性の腫れ物に即効性があり、ミツバチ針液は体内循環を健全化し、定期的に接種する事で脳卒中になり難く、高血圧、低血圧も調節されると言われます。
実際に養蜂の歴史が長い欧米では、古くからリウマチや神経痛の民間療法として伝承され、「ビーベノム・トリートメント」として知られています。
ドイツの国立がん研究所の職業別ガン発生率では、「養蜂家は一番ガン発生が少なく、これは日常的に蜜蜂に刺されるからガンにかかりにくい免疫体質が出来ている」と結論が出されています。
この結果は、ロシアやアメリカも同様の結論です。
ミツバチ針液は、自然の抗生物質と言われます。
それにはメチリン、ホスホリパーゼA2、ヒアルロニターゼ、アパミン、ヒスタミン、MCD-ぺプチドなどの成分が含まれ、この内のメチリン、アパミン、MCD-ぺプチドなどはいずれも活性ぺプチド類で、これらが細胞、血管、神経、ホルモン分泌腺に強い刺激を与え、抗病力を引き出します。
「蜜蜂の妙薬」と言えるかも知れません。
ミツバチ針液を活用する事で3つの副反応が現れます。
「腫れ、痒み、痛み」です。
☆ミツバチ針療法の知識
「痛み」「痒み」「腫れ」は観念は、治癒反応です。
それぞれの程度で、その人の体質や健康度を見分ける目安になります。
健康体なら誰でも、どこを刺しても直ぐに3つの反応が現れます。
ところが、化膿性、炎症性患部には強めに刺しても「痛くない」人がいます。
何回も刺してもミツバチ針液の痛さを感じ難く、痛みを感じたら、止めます。
ミツバチ針液により、化膿菌やウイルスの影響から健全化を始めると「痛さ」が生じ、病状も楽になります。
ミツバチ針液を患部に多数施術しても反応が薄い時は、「具合が悪い目安」になります。
ミツバチ針療法を続けて行くと、3反応の他に、ジンマシンが出る場合もあります。
好転反応現象と言える場合、長年苦しんだ病を代謝するのに、一度酷くなる事があります。
これは病氣が楽になる前兆でもあります。
特に長患いの人や、慢性病の場合は「腫れ」「痒み」が長く残る事が多いです。
肩こり、頭痛、腰痛、各種神経痛、リウマチ、膠原病、認知症、顔面神経麻痺、鼻炎
甲状腺障害、痛風、歯槽膿漏、子宮筋腫、各種のガン、手術後の腸の癒着、不妊症
ミツバチ針療法を体験して楽になった話しがあります。
☆蜜蜂針療法の注意点
みつばち針液は、ぺプチド蛋白の集合体で、生理活性分子物質として人間の健康に大変役に立っていますが、何万人に一人の割合で特異体質による異常反応(ジンマシン・呼吸困難)を起こす人がいますが、慌ててはいけません。
温・冷湿布をするか、1時間くらい休んで元氣になるのを待ちます。
これは本人の体質の問題で鍼・灸でも起こりえる免幻作用です。
ですので、みつばち針療法を初めて行う場合は、徐々に慣らしていく必要があります。
ホリスティックみつばち健康院
平尾 卓也